印刷工場では、プリプレス、印刷、後加工工程において最新の機械とシステムを導入しコスト低減に取り組んでいます。しかし、材料コストは上がり続け止まる気配が見えない状況です。材料コストは、印刷コストの50％以上を占め、時にはそれ以上になるケースもあります。その中でも用紙代はトップの位置を占めています。コスト重視の印刷会社では損紙を減らすことによってある程度のコスト低減を図っています。

しかし、枚葉印刷機においては、もっと効果のある用紙代削減の方法はシートカッターの導入です。

コスト削減は2つの面から可能です。1つは、枚葉規格紙より安いロール紙を購入し枚葉紙にシートカットする。ロール紙と枚葉紙との価格差の違いは、相場ですと1kgあたり約5円～30円の価格差があると言われています。もう1つは、ロール紙を使用することでの隠されたコスト削減は断裁不要紙をより多く削減出来ることです。正確なカット・オフで断裁不要紙を削減できます。